2016年8月18日 (木)

マニュアルメディスン機関誌Vol.98掲載原稿 その2

QAでの化学物質過敏症

QAでは、化学物質過敏症は、代謝の問題や免疫系の問題、もしくは両方を引き起こす可能性があると考えられており、化学物質過敏症を引き起こす可能性のある主要な物質(ストレッサー)として、外因性の食事、化学物質、ホルモン、薬、内因性の神経伝達物質、ホルモンなどを挙げている。

治療手順としては、外因性および内因性のストレッサーに対して、チャップマン反射を応用した内臓チャレンジを用いてチェックしていく。化学物質過敏症の例として、香水、化学物質、煙などに対しては、スニフテストという嗅覚チャレンジを行う。

スニフテストによるチャレンジ陽性の場合は、全体的な弱化、もしくはチャップマン反射点へのTL*で弱化を示す。治療法としては、原因となっているストレッサ―と共に陽性のチャップマン反射点を擦るかIRTによる治療を行う。

胸骨下部のチャップマン反射は化学物質過敏症や重金属、その他の環境毒素と関係しているため、特にチェックが必要な個所である。また、化学物質過敏症では、物質を代謝する栄養素と活性酸素を抑える抗酸化物質という2つの栄養要素を考慮する。

ここでは化学物質過敏症の一例として、香水、化学物質、煙などへの過敏症に対するアルデヒド・スニフテストを紹介する。

 

アルデヒド・スニフ・テスト

1. アルデヒドによる嗅覚チャレンジを行うと強い筋が弱化する

2. 弱化を打ち消す適切な栄養素*を口に含む

3. アルデヒドで引き起こされる弱化を打ち消すチャップマン反射点を特定する

4. 患者がアルデヒドを嗅いだらすぐに、特定されたチャップマン反射点にIRTを行う

5. 正しく治療されたか確認するために、アルデヒドをかぎ再チェックする

*モリブデン、セレニウム、ナイアシンアミド、リボフラビン、鉄、E


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2016年8月10日 (水)

マニュアルメディスン機関誌Vol.98掲載原稿 その1

7QA(Quintessential Application)勉強会に参加して その2

天津中医薬大学日本校客員教授

石田昭治

 

 523日~24日に、東京で開業されている原口悟史先生(カイロプラクティック原口院長・マニュアルメディスン研究会正会員)を講師にお迎えして、表記の勉強会を神戸で開催しました。201111月から始まり今回で7回目です。

(以下、概論は原口悟史先生資料。最後の臨床例は石田資料です。)

 

化学物質過敏症とアレルギー

症状改善が難しい患者によく見られるものに化学物質過敏症とアレルギーがある。

化学物質過敏症は、薬物中毒やアレルギーに類似点も多いが、異なる点がある。類似点としては、ある程度の化学物質に暴露されていったん過敏性を獲得する(感作)と、その後極めて微量の化学物質に暴露されることで発症する(発作)という2つの段階を経て発症することである。また、同じように暴露されても発症する人としない人がおり、発症した場合の個人差も大きい。一方、異なる点としては、アレルギーが免疫反応によるものなのに対し、化学物質過敏症は自律神経への作用が主で、他にも免疫系や内分泌系も関与しているとされている。

化学物質過敏症については、発症原因や症状、化学物質の摂取許容量などの個人差が大きい。現在、化学物質過敏症の原因となる化学物質は確認されているだけでも数十種類はあるとされている。それには、ダニ、カビなどの他、心因性によるものも含まれると考えられており、アレルギーに比べ非常に多岐にわたっている。他にも化学物質過敏症は、物理的刺激や精神的ストレスがあると発症しやすいとされている。

症状としては、粘膜刺激症状(鼻炎や結膜炎、喉の痛みなど)、免疫系症状(皮膚炎、気管支炎、喘息、自己免疫疾患など)、循環器系症状(動悸や不整脈)、消化器系症状(下痢、便秘、悪心など)、自律神経症状(発汗異常、手足の冷え)、疲労、精神症状(不眠、不安、うつなど)、痙攣などの中枢神経障害、頭痛、発熱、末梢神経症状(運動障害、知覚異常)など非常に多岐にわたる。

この症状の多様さから患者が訪れる医療機関も様々で、そのために適切な診断や治療を受けられないことも多い。医学界では化学物質過敏症について今日に至っても懐疑的な見解も多く、主要な学会からはその診断名を拒否されているのも現状もある。また、海外においても、化学物質過敏症を特定の疾患として認めることに否定的な見解が多く、心身症と考える意見が強いようである。


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2016年8月 3日 (水)

第29回全関西空手道選手権大会

7月3日(日)、上記の大会が、大阪の府民共済SUPERアリーナ(舞洲アリーナ)で開催され、いつも石田カイロプラクティックで、IRT感情ポイント等で施術させていただいている間瀬場亮選手が、無差別級で優勝されました。

おめでとうございます。

ビデオは、全試合のそれぞれの抜粋です。


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2016年6月 7日 (火)

第33回全日本ウエイト制空手道選手権大会に帯同

6月4日5日と大阪府立体育館で行われた極真会館の全国大会に、普段、カイロプラクティックで体を調整させていただいている選手が何人が出られる、ということで、行ってきました。
試合や練習で痛めた筋肉や骨格の調整はもちろん、IRT(インジュリ・リコール・テクニック)で、過去の負傷の記憶の緩和や苦手意識の緩和も行います。

2013年のこの大会の中量級で優勝経験のある中村昌永選手も出られ、今回は惜しくもベスト8で敗退しましたが、facebookでの結果報告の記事中に石田カイロプラクティックオフィス名前も出していただいていましたので、そのページをこちらにも掲載させていただきます。

出場された選手の皆さん、お疲れ様でした。

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2016年5月 7日 (土)

(臨床) 苦手意識の克服

23才男性

(職業) 公務員

(趣味) 空手

(体型) 中胚葉型

(最初の主訴) 腰痛

(バイタルサイン) 正常範囲内

(リスティング) 左腸骨PI

(施術)
最初の主訴の腰痛が治まってからも、空手の試合の前後や、練習中に傷めた箇所の調整で施術。
 
試合前には、体の調整の他に、苦手意識の克服や、不得意の緩和、神経的なストレスの緩和を、QAテクニックを使って施術を行う。

下は、極真空手の地方大会の試合の様子です。


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2016年4月 1日 (金)

(臨床) 感情ポイントのテクニック

48才男性

(職業) 囲碁の先生

(体型) 中胚葉型

(既往症) 腰痛、ぜん息

(最初の主訴) 腰痛、下半身の冷え

(バイタルサイン) 正常範囲内

(施術)
最初の主訴の腰痛と下半身の冷え感が治まってからも、健康維持の為に週1度くらいの割合で施術。
近日、囲碁の試合があるということなので、感情ポイントのテクニックで、苦手意識の緩和の施術を行った。
囲碁の試合中のイメージ、最後のツメの場面のイメージ、苦手な相手のイメージ、試合会場のイメージなど、思い描いてもらいながら、スタッフの筋力を使っての筋力検査を行いながら、調整。

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2016年3月16日 (水)

東京の原口先生がQAの認定医試験に合格されました

原口先生が、このたび、QAの認定医試験のレベル2に合格されました。
これはかなり難易度の高い試験で、アメリカ全土で48名、うちレベル2までの合格者は20名。それ以外の国では6名、うちレベル2までの合格者は2名。
もちろん、日本人での合格者はただひとり。一緒にQAを勉強してきた仲間として、とても誇らしい想いでいっぱいです。
本当におめでとうございます。
今の段階では、まだ英語での受験しかできませんが、彼が合格したことにより、日本語での受験の道が開かれる日も遠くはないと思いますので、そのときには私もぜひ受験してみたいと思っています。

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2016年3月 7日 (月)

マニュアルメディスン機関誌Vol.97掲載原稿 その6

臨床例

 

31才女性

職業 飲食店従業員

体型 中胚葉型

既往症 

・坐骨神経痛

・慢性膀胱炎

・過敏性大腸炎

 

バイタルサイン 正常範囲内

 

初検時の主な症状と主訴

・腰の違和感と痛み

・足の痺れ

 ・家族や職場の人間関係による精神的なストレスが多い

・夜中に何度も目が覚める

・大腸の症状で、常時専門医にかかっているが、なかなか良くならない

・パニック障害的な要素を持っている

 

カイロプラクティック治療

・アジャストメント(ディファーシフアイド・テクニック)

最初、アジャストメントのみの施術を行いましたが、あまり改善しない、もしくは少し悪化傾向にあったので、下記の施術を追加

IRT(インジュリ・リコール・テクニック)過去の障害、トラウマ的な要素の緩和(写真1 IRTの筋力テスト)

・靭帯ストレッチ副腎ストレス症候群の治療

・感情NVNeuroVascular=神経血管反射)テクニック(写真2)

 

現在

・腰の違和感と痛み、足の痺れは、だいぶ改善している

・夜中に目が覚める、大腸の症状等、神経的な症状は、家や職場でトラブルが起こると、症状が悪化することもあるが、最初に比べると、だいぶ軽減している。


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2016年2月29日 (月)

マニュアルメディスン機関誌Vol.97掲載原稿 その5

副腎ストレス障害と感情ストレス

多くの副腎ストレス障害では、感情ストレス要素が少なからず影響しており、この点を考慮することは不可欠である。感情部分への介入を好まない患者も存在するが、今日の徒手療法家にはこの種のストレス因子への対応が必須になってきているように感じる。

QAでは、感情リコールテクニックやハートフォーカス・テクニックなどを用いて感情ストレスに対しての軽減を行う。

感情リコールテクニックの中でも最も簡潔な方法は、ベネット反射として知られるテクニックである。これは、感情NVNeuroVascular=神経血管反射)テクニックともいうが、その方法は、感情ストレス問題(人または出来事)を思い浮かべながら、1~5分間、額にある感情神経血管反射点を押さえるだけである。感情血管反射点の場所は、左右の眼の上の額‐眉毛と頭髪の中間点にあり、指先に脈を感じる程度の圧で皮膚のわずかなストレッチを維持するのがコツである。

QAでは、他にも頭部の経絡ポイントをタッピングする方法や、IRTを応用した感情ストレス軽減テクニックがある。

また、ハートフォーカス・テクニックとは、米国カリフォルニアにあるハートマス研究所の研究成果(感謝や愛情などの感情により免疫システムが上がることや、心臓の地場に対する研究など)に基づいたテクニックで、John R. Schmitt,D.C.によって開発されたもので、QAの中では筋力検査によってその適応と治療効果を判定するようになっている。

 

全ての副腎要素が完璧に治療されたときは以下のような状態になる。

・治療前に弱化していた副腎関連筋が強くなる

・以下の項目とともに行う下垂体のチャップマン反射点へのTLの陽性反応がなくなる

・副腎のチャップマン反射点を擦る、右側屈、コルチゾール・チャレンジ

・副腎チャレンジ(侵害受容器)が副腎関連筋の弱化を引き起こさない

 

慢性的なストレスによって生じた副腎ストレス障害が、長期にわたって続いている場合、その患者の副腎は疲弊しきっており、その回復は一朝一夕にはいかないケースもある。臨床では、日常生活の中で多岐にわたるストレスにさらされ副腎機能低下と副腎機能亢進を繰り返す患者にも当然のように遭遇する。

それらの重症化した患者の場合、手技のみの治療では十分な回復は難しく、患者自身の食生活やライフスタイルの改善が要求される。理想的には、食事は極力天然素材のものを使用し、血糖ストレスを減らすためにもグリセミック指数***の低い食物を積極的に摂るようして、2-3時間おきに食事をする。また、精製糖やカフェイン(コーヒー、茶、チョコレート)などの摂取はしないようにする。

また、ウォーキング、ジョギング、ダンスなどの有酸素運動を行うことも推奨されている。

初期の副腎ストレス障害は、適切な治療を行えば早期にかなり良い反応が得られる。しかしながら、一方で重症化した副腎ストレス障害は、日常生活すらままならない深刻な症状を呈している場合もある。そのようなケースでは、治療家と患者の信頼に基づいた、双方の生活全般にわたる根気強い改善と治療が必要になる。

 

***グリセミック指数:食物がどれくらい甘いかを示す。グリセミック指数の低い食物は、血中グルコースに関わらず満腹感を生み出す


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2016年2月19日 (金)

マニュアルメディスン機関誌Vol.97掲載原稿 その4

靭帯ストレッチ反応

副腎ストレス障害に関連して、徒手療法(特にカイロプラクティック)において臨床上見逃せないものとして靱帯ストレッチ反応というものがある。

通常、関節をストレッチしても筋肉の強さは変わらない。ところが、靭帯ストレッチ反応が陽性の場合、関節にストレッチを加えると筋の抑制(=弱化)が生じる。この現象はストレッチした筋肉だけでなく全身のあらゆる筋肉におこり、“靭帯ストレッチ副腎ストレス症候群”とも称される。理論的には副腎ストレス障害によるアルドステロン過剰に関連して起こるとされている。

同様にストレッチによって筋の抑制が生じる反応に、筋ストレッチ反応というものがあるが、この場合は、ストレッチした筋肉のみに抑制が生じる。

臨床の場で考えてみると、靱帯ストレッチ反応の患者は、カイロプラクティック・アジャストメントによって全身の筋の抑制反応が生じてしまうことを示唆している。一部の患者が、スラスト(HVLA=高速低振幅)テクニックに対し、体調の悪化を訴えることがあるが、その理由の一つとして考えることが出来る。

靭帯ストレッチ副腎ストレス症候群の治療は、チャップマン反射と栄養素になるが、具体的な治療手順は以下の通りである。

靭帯ストレッチ副腎ストレス症候群(LSASS

全ての副腎関連筋が強いことと他の副腎チャレンジが陰性であることを確認する

1. いずれかの関節をストレッチしてLSASSのためのチャレンジを行う

2. 強い筋が弱化する場合:副腎のチャップマン反射点にTLする

3. 副腎のチャップマン反射点へのTLでストレッチによる弱化が打ち消される場合:

a. マンガン、全副腎抽出物、副腎濃縮物がストレッチによる弱化を打ち消すかテストする

b. 副腎のチャップマン反射点を擦る

4. 関節をストレッチして正しく治療されたか確認する

適切なサプリメントを補う


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